オーストラリアが子供のSNS利用禁止法案を年内に提出

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オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は10日、14歳未満の子どもがInstagram(インスタグラム)やTikTok(ティック特区)、X(旧ツイッター)などのSNSを利用することを禁止する法案を年内に提出する方針を発表しました。
SNSの利用を禁じる年齢は14歳未満から16歳未満を軸に検討している。
法案は、子どもをいじめや性犯罪、暴力やポルノなどの有害コンテンツから守ることを目的としており、米国の一部の州やフランスなど欧州で進んでいる同様の年齢制限の動きに続くものです。

オーストラリアのアルバニージー首相は、SNSが子どもの精神的健康の悪影響を与える可能性や社会的な弊害を引き起こすことなどを指摘し、法案が成立すれば世界初の規制となる可能性もあります。

SNSは友達とのコミュニケーション手段として有用ですが、一方で依存症やいじめ、暴力的なコンテンツにさらされるリスクがあることが問題視されています。

オーストラリア政府は、SNSの利用可能年齢を統一的に規制し、16歳未満の子どもたちのアクセスを制限するシステムを試験運用するため、650万豪ドル(約6億1,000万円)を投じて実証実験を行う予定です。
また、運営企業には厳格な年齢確認を義務付け、違反には罰金を科すことなどが検討されています。

この法案には、野党自由党の支持も得られており、法案が提出されれば成立する可能性が高いとされています。

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