Waymo、シリコンバレーで完全無人ロボタクシーサービスを開始

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米Googleの親会社Alphabet傘下の自動運転企業Waymoは3月11日(現地時間)、完全無人のロボタクシーサービス「Waymo One」の提供地域をカリフォルニア州シリコンバレーに拡大すると発表した。
新たにカバーされるのは、マウンテンビュー、ロスアルトス、パロアルト、サニーベールの一部を含む27平方マイルのエリアだ。

Waymoは2018年にアリゾナ州フェニックスで世界初の商用自動運転タクシーを開始し、翌年には無人運行も導入。
その後、サンフランシスコやロサンゼルスでも展開し、現在では1週間の乗車回数が10万回を超える規模に成長している。
今回のシリコンバレー進出は、Waymoにとって原点回帰ともいえる重要なステップだ。

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段階的なサービス拡大

新サービスはまず、対象エリア内の郵便番号を持つWaymo Oneアプリユーザーの特定グループに招待制で提供される。
その後、時間をかけてより多くの利用者がアクセスできるよう拡大する計画だ。
サービスは24時間365日利用可能で、アプリを通じて配車が可能となる。

Waymoはすでに週20万回以上の配車を行う米国最大の自動運転タクシー企業であり、今後も都市部への展開を進める方針を示している。
2025年3月までにテキサス州オースティンでもサービスを開始し、Uberの配車アプリと連携。さらに年内にはジョージア州アトランタ、2026年にはフロリダ州マイアミにも拡大する計画だ。

最新鋭の自動運転技術

シリコンバレーで運行されるロボタクシーは、Waymoの最新世代自動運転技術を搭載した完全電気自動車のJaguar I-Pace。
これらの車両は人間のドライバーが不在の完全自律走行を実現しており、安全性と効率性を兼ね備えている。

Waymoの拡大は、自動運転技術の社会実装を加速させるだけでなく、都市のモビリティ革命を牽引する存在となりつつあり、今後の展開に注目が集まる。

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