NTTドコモは、1997年の開始以来長く親しまれてきたポータルサイト「goo(gooポータル)」を、2025年11月25日13時で終了すると発表した。
検索エンジン、ニュース、辞書、天気、ブログ、メールなど多彩なサービスを集約した総合ポータルとして、インターネット黎明期から多くのユーザーに利用されてきたが、28年の歴史に終止符を打つことになる。
同社は2023年、NTTレゾナントを吸収合併して以降、goo関連サービスの運営を引き継いでいた。
しかし「近年の利用状況を踏まえると、継続的な提供が困難になった」として、2025年以降段階的にサービス縮小を進めてきた。
2024〜2025年にかけて「goo辞書」「gooニュース」「goo blog」など主要サービスの終了を発表しており、今回のgooポータル終了により、その窓口となる基幹サイトも役目を終える。
サービス終了後、これまでgooポータルを経由して利用していた「gooメール」「goo決済」などの各サービスへは、ユーザーが直接アクセスする必要がある。
特に「gooメール」は2026年2月25日にサービス終了予定とされており、利用者は早めの確認が求められる。
ドコモは代替サービスとして自社のスマートフォン向けポータル「dメニュー」を案内しており、ニュース、占い、音楽、動画、書籍などの幅広いコンテンツを無料で提供している。
SNS上では、「これまでありがとう」「インターネットの入り口だった」「またひとつ時代が終わる」など、多くのユーザーから惜別の声が上がっている。

