1月上旬、iPhoneのシステム時刻を未来の日付に変更すると、ストレージの空き容量が増えるという方法がSNSで急速に広まりました。
設定画面で「日付と時刻」を手動に切り替え、2030年など先の日付にして数分間放置すると、iOS内部に蓄積されたシステムデータやキャッシュが整理されるとされ、「40GB以上空いた」といった報告も見られました。
ストレージ不足に悩むユーザーにとっては非常に魅力的な話ですが、この手法には大きなリスクが伴います。
実際に試したユーザーからは、再起動後にAppleロゴのまま止まるリンゴループや、画面がフリーズして操作できなくなるなど、深刻なトラブルが相次いで報告されています。
中には、通常の操作では復旧できず、初期化や復元が必要になったケースもあります。
もし既にこの操作を行い、iPhoneの動作がおかしくなった場合は、まず強制再起動を試してください。
iPhone 8以降であれば、音量を上げるボタン→下げるボタンを素早く押し、その後サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
それでも改善しない場合は、パソコンと接続して復元作業が必要になる可能性があります。
なお、Windows環境では、Microsoft Store版の「Appleデバイス」アプリではなく、従来のiTunesを使わないと復元できなかったという声もあります。
SNSや動画サイトで紹介される“裏技”は手軽で効果がありそうに見えますが、iOSの根幹に関わる設定変更は、端末を使えなくする危険性があります。
空き容量を増やしたい場合は、iCloudの活用や不要データの整理など、安全性が確認されている正規の方法で対処することが、結果的にもっとも確実と言えるでしょう。

