Google、各国のドメインを廃止し「google.com」へ統一 日本でもリダイレクトを確認

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米Googleは、これまで国ごとに運用してきた検索サイトの国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)を廃止し、全世界で「google.com」に一本化する方針を発表しました。
この変更は2024年4月に明らかにされ、今後数カ月かけて段階的に実施されるとされていましたが、2025年6月現在、日本でも「google.co.jp」から「google.com」へのリダイレクトが有効化されていることが確認されました。

これまでGoogleは、例えば日本では「google.co.jp」、ブラジルでは「google.com.br」、ナイジェリアでは「google.ng」といったように、国ごとに異なるドメインを通じてサービスを提供していました。
しかし、2017年の時点で既にccTLDによる地域設定は廃止されており、ドメインにかかわらずローカルな検索結果を提供できる体制が整っていたため、今回の変更はその最終段階とも言えます。

なお、今回のリダイレクトに伴って、Webブラウザのアドレスバーに表示されるURLは「google.com」に統一されますが、検索結果の内容や地域に応じた検索体験には影響がありません。
また、ユーザーが検索設定を再入力する必要が生じる可能性はあるものの、Googleは「検索動作や国内法に基づく義務の取り扱いに変更はない」としています。

この変更によって、実用面での支障はないとされていますが、今後は「google.co.jp」というドメインを知らないユーザーが増えることも予想されます。
Googleは、より効率的で一貫性のある検索体験の提供を目指しており、今回の統一もその一環としています。

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