Googleは、2025年12月12日に December 2025 core update(2025年12月のコアアップデート) の展開開始を発表しました。
告知は Google Search Centralの公式X(旧Twitter) やLinkedInで発信され、あわせて Google Search Status Dashboard(検索ステータスダッシュボード)にも「December 2025 core update」として掲載されています。
Today we released the December 2025 core update. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/7dmc4qr2hX
— Google Search Central (@googlesearchc) December 11, 2025
Google Search Status Dashboard
https://status.search.google.com/incidents/DsirqJ1gpPRgVQeccPRv
コアアップデートの概要とポイント
ステータスダッシュボードでは、今回のロールアウトについて 「完了まで最大3週間」 と案内されています。
開始日が12月11日なので、単純計算では2026年1月上旬まで順位変動が続く可能性があります。
また、今年のコアアップデートとしては 2025年3月(March 2025 core update)→ 2025年6月(June 2025 core update)→ 今回(December 2025 core update) という流れで、前回の6月30日からは約164日(約5か月半) 空いています。
コアアップデートは、特定の業種だけではなく幅広いサイトに影響し得る「広範な評価調整」です。
そのため、開始直後の上下だけで結論を出すよりも、
・ロールアウト完了を確認する(Search Status Dashboard)
・完了後、最低1週間は待ってから分析する
・Search Consoleで「前後の比較期間」を揃えて見る
といった手順で、変化を切り分けることが推奨されています。
今後の対応方針
今回も、Googleの公式文面からは「通常のコアアップデート」であること以外に、特別なテーマは示されていません。
やるべきことはシンプルです。
・まずはロールアウト完了まで静観しつつ記録
・完了後に1週間待ってから、Search Consoleで比較分析
・下落がある場合は、落ちたページ群の共通点(満足度・情報の薄さ・重複・目的不一致)を洗い出し、改善優先度を付ける
この進め方が、結果的にいちばんリスクの少ない方法です。
焦って大きな改修を入れてしまうよりも、まずは「どのページが」「どのクエリで」「いつから」変化したのかを整理することが大切です。
ここを先に押さえておく方が、遠回りに見えても最終的には早く解決できます。
まずはアップデートの全体像が見えるまで、焦らず状況を観察し、必要に応じて適切な対応を取るようにしましょう。

